プロデルでMicrosoft Edgeブラウザの部品を利用できるEdgeブラウザプラグインを公開しました。
https://rdr.utopiat.net/files/plugins.html
プロデル標準のウェブブラウザ部品では、Internet Explorer(IE)の機能を利用しています。この標準ブラウザ部品は、どのWindowsでもサポートされているので、環境を問わず利用できて便利な反面、IE7互換のQuirksモードとなりページが正常に表示されないことがあり不便です。実は、アプリをレジストリに登録することでIE11相当の最新モードとして使えますが、残念なことにそのIE11も、開発者系のサイトを中心に徐々にサポート対象外となってきてしまっています。
そんな中、先日MicrosoftからEdgeを.NET Framework環境で利用できる部品を含むツールキットが公開されました。そこで早速、そのツールキットを利用した、プロデル用のEdgeブラウザ部品を公開しました。Edgeブラウザ部品に必要な動作環境は、次の通りです。
動作環境
- プロデル1.4以降
- Windows 10 April 2018 Update(バージョン1803)以上
- .NET Framework 4.6.2
最新の環境が必要になるため、汎用アプリへの利用は難しいですが、その代わり最新のEdgeブラウザの機能が利用できます。
プロデルのプログラム例は次のような感じです。
「Produire.EdgeControl.dll」を利用する メイン画面を表示する 待機する メイン画面とは ウィンドウを継承する はじめ手順 この位置と大きさを{15,15,300,300}に変える ウェブブラウザ1というEdgeウェブブラウザを作る そのドッキング方向を「全体」に変える ウェブブラウザ1を「http://www.yahoo.co.jp/」へ移動する 終わり 終わり
なおツールキットがプレビュー版であるため、今のところ正常に動作しない機能もあります。
現在のプレビュー版で利用できないこと
- file:で始まるローカルファイルの読み込み
- 新しいウィンドウの表示
- ファイルのダウンロード
今のところ制約があるものの、ページの表示がとても速く、とても快適です。何よりEdgeが最新の機能に対応しているので流行りのWebサービスがフルに利用できます。
プラグインには、プロデルのサンプルも同梱していますので、すぐに試せます。プロデルで、Edgeブラウザ部品が使えれば、例えば、自分のお気に入りサイトを、専用のアプリとして作ることが出来ます。Twitterやfacebook、YouTubeなどのサイト用の自分専用のアプリを作って、普段使っているブラウザのタブとは別に管理したり、常に手前に表示させて作業用のプレーヤにしたり、いろいろな使い方ができると思います。
Edgeブラウザ部品プラグインを使うことで、今までよりも活用範囲が広くなりました。ぜひご活用ください!