プロデルが輝く10のポイント


プロデルが輝く10のポイント

「プロデル」は、本当の意味での日本語プログラミング言語を目指して、ずっとコツコツと開発を進めてきました。

プロデル開発途上版を見た方や、かつてTTSneoを使っていた方は、久しぶりにプロデルを見て「今、何が変わったの?」という疑問を持ったかもしれません。

この記事では、そんな方にプロデルが輝く10のポイントと題してプロデルの技術的な特徴を紹介します。

1. オブジェクト指向プログラミング言語

プロデルは、オブジェクト指向プログラミングを採用した日本語プログラミング言語です。クラス型オブジェクト指向で、継承や多態性(ポリモルフィズム)、カプセル化をサポートしています。

日本語の主語・目的語・動詞の関係は、オブジェクト指向に当てはめやすく「自然な日本語でプログラミングする」というプロデルのコンセプトにピッタリです。プロデルのたくさんのライブラリ/プラグイン群もオブジェクト指向設計で、日本語で書くことを意識した設計になっています。

2. 文法を理解しているシンタックスハイライト

プロデル専用のエディタである「プロデルデザイナ」では、入力したプログラムの文法に応じて、文字を色づけするシンタックスハイライトを搭載しています。

プロデルのプログラムは、記号やスペースで分かち書きしないため、これまでの正規表現によるシンタックスハイライトでは正しく色づけすることが困難でした。そこで、プロデルでは構文解析器や中間構文木(コードモデル)と連携したシンタックスハイライト処理を実現し、正確に色づけできるようになりました。

また、コードモデルの採用で、プロデルデザイナにリファクタリング機能として、識別子の名前の一括置き換え機能を実装されました。これによりプログラムの修正も楽になります。

3. IMEと連携した入力補完機能

プロデルデザイナでは、IMEと連携した入力補完機能を搭載しています。コードエディタでは、IMEで漢字を確定する前の段階から、プロデルの手順名や設定項目名、制御文スニペットなどの候補を提示できます。IMEと連携することで、日本語プログラミング言語の欠点としてよく挙げられる「日本語入力の面倒さ」の問題を解消しようとしています。

4. 形態素解析採用で分かち書き不要に

プロデルのソースコードは、普段書く日本語文と同じように、空白や記号による分かち書きする必要が無い文法で書くことができます。分かち書きしないプロデルの文法を実現するために、プロデルのパーサは、字句解析器に変わって形態素解析器を内蔵しています。

形態素解析と言えばMeCabやChaSenが有名ですが、これらは自然言語解析に使われるものであり、日本語プログラムの解析には不向きなため、これらのツールは使用していません。プロデルでは、構文解析器と連携した独自の形態素解析器を実装しています。

5. プログラムを自然な日本語で

形態素解析器を内蔵したことで、より自然な日本語でプログラムを書けるようになりました。

否定形や仮定形、接続詞など日本語文法の仕組みを、プログラミング言語の機能に見立てることで、あくまでも「プログラミング言語の枠組みで」読みやすいプログラムを実現しています。

6. MSIL対応のフルコンパイラを搭載

プロデルは、スクリプト言語として開発をスタートしましたが、TTSneo時代から課題だった処理速度の向上を図るために、MSIL中間コードを生成するフルコンパイラを搭載しました。

一部制約はありますが、ほとんどのプログラムをコンパイルすることができ、インタプリタ版と比べて、圧倒的に処理が早くなりました。

なお、.NET Frameworkは、Windowsに標準搭載されているため、例えばTTSneoのようにVB6ランタイムをインストールしたりする必要はありません。

7. 型推論機能

プロデルは、変数型を明示的に指定する必要がありません。ただこのままではプログラムのパフォーマンスが悪くなるため、プロデルでは変数の型をプログラムから推測する機能が実装されています。

変数の型推論機能を実装したことで、スクリプト言語のように簡潔な記述のまま、インタプリタ版でも大幅に高速化しています。またこのことでより厳密なフルコンパイルも実現できました。

8. デスクトップアプリからコンソールアプリ,Webアプリまで

プロデルは、GUIをメインとしたデスクトップアプリの作成が得意ですが、現在ではコンソールベースのアプリを作ったり、FastCGIやASP.NETと組み合わせたWebアプリ開発も可能となりました。

Linux+Apache+FastCGIによるプロデルWebアプリ開発環境も実現しています。

9. LinuxやmacOSでも動く

プロデルは、.NET Frameworkで動作しますのでWindows専用と思われがちですが、Monoをインストールすることで、UbuntuやCentOSなどのLinux系や、macOSでもプロデルのプログラムを実行させることができます。

実際にCentOSにプロデルのバッチ処理を動作させて、ファイルバックアップと言ったサーバの保守を行っている事例もあります。

10.フォームデザイナ

プロデルやTTSneoで好評なフォームデザイナは、今も健在です。作成中の部品が消えてしまうなど、多々不具合がありましたが、概ね解消され、快適に利用できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
プロデルデザイナの見た目は長年変わっていないので「何も進歩していないのか…」と思った方もいるかもしれません。けれど、それは大間違いでプログラミング言語としてのプロデルはたくさんの「新しい」特徴を持つ改良が行われています。

もしよかったら「プロデル」で日本語プログラミングを再入門してみませんか?

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